中坪造園有限会社
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デンドロサービス樹木管理事務局

備忘録

クレーン車と高所作業車を使える伐採現場

クレーン車と高所作業車を使える伐採作業は、バランシングの練習に最適です。クレーン車の運転手にいつ切り離したのか分からないように切り離します。クライミングしてのバランシングは、どうしてもブロックの位置が真上に来ないので切り離した枝が振れないようにセッティングするのが大変です。加えて最も大変なのが樹上の移動です。体重の増加が要因であることは理解していますが、練習前に疲れてしまいバーンアウトです。その点、高所作業車に乗って楽に移動できるし、フックの位置もお好みのままという好条件で練習しない手はありません。

2019/02/18

クレーンを使用した伐採

注意している点は、①切り離す際、クレーンが吊り過ぎていない(テンションが掛っていない)こと。②なるべく小さく回数を増やして切ること。③枝を払ってから幹を切ってゆくこと。仕方なく枝を付けたまま切り離す際はバランシングやタグラインの使用、重心が傾くに従ってのクレーンのフックの誘導などを行うこと。④切り離された枝や幹が自分から離れるようにワイヤーやチェーンの絞り、クレーンのフックの位置を調整すること。⑤葉がついている時期と葉がついていない時期では全く重さが違います。幹や枝に玉掛けする作業員ではバランスが分かりづらいので、地上作業員が枝などを切り離した際枝が振れないように、玉掛けする位置はグランドワーカーが確認すること。

あるクレーン使用による伐採現場で起きた死亡事故の裁判のための検察の聴取を受けたことがあります。その事故は上記の①~⑤まで全てダメであった。検察の方は、事故当時の細かい作業手順や作業方法、作業員の実績に至る資料や実験データと大学教授の意見書を持っていて、細かく作業を順を追ってこうしたらどうなるか、どこに問題があると思うか、実験データと私の意見が一致するか確認してゆく作業で大変時間が掛る聴取でした。どのようにに質問さたかというと、切り口を見せられ、どんな人が切ったと思うか。とか、ここで切り離した場合木はどう動くかと聞かれ、切り口が下がり弧を描くように動くと答えると、何㎝くらい下がると予想するかと聞かれ、またそれに答える。他には、その時のクレーンの運転手の気持ちはどうなると思うか、実際にその場面でクレーンの運転手がした操作と比較するといった聴取で、まるで尋問のようでした。検察の方も仕事とはいえよくそこまで調べるな~。

2019/02/11

樹上でのチェンソー操作

 樹上でのチェンソーの取り扱いについて、注意していることを羅列してゆきます。①ポジショニングが大切です。枝の場合と幹の場合で多少異なりますが、いずれにしても大切です。枝の場合はチェンソーの真上に体が覆いかぶさらないこと。断幹の場合は、切断する高さが高くなり過ぎないことと、左手を折り込んだ作業姿勢にならないこと。次に②エンジンの始動はソーチェーンのブレーキを確認してから。③エンジン始動時には間違ってバーが下りた所にロープ類がないこと。④チェーンを十分回転させてからゆっくり木にソーチェーンを当て、切り始めること。⑤切り終わってバーを木の中から抜く前に、チェーンブレーキを掛けるか、エンジンを停止すること。⑥絶対にバーを挟まないこと。⑦常にソーチェーン(バー)に掛かるテンションを感じること。⑧どの方向に、どこまで切れているか考えていること。

 使用するチェンソーの大きさですが、なるべく小さいチェンソーの方がよいと思いますが、切断する直径よりバーの長さが大きいほうが断幹時には楽です。しかし大きいチェンソーになると取り扱いも大変です。昨日の断幹の際に72㏄のチェンソーのエンジンを掛けようとしましたが、なかなかかからず非力になったのではないかと心配になりました。

 チェンソーカバーですが、小さいチェンソーの場合は付けたり外したりした方が良いと思いますが、バーの長さが60㎝を超えてくると付けたり外したりが大変ですので、私の場合はカバーは付けてません。(よくない例です。)

 断幹の際使用するソーチェーンの刃の大きさですが、大きい方が早く切れて気持ちがいいですが、ワンサイズ小さい方が安全な気がします。キックバックさせるような使い方はしませんが、なんとなくそんな気がします。

2018/12/15

断幹:その1

断幹の質問をされました。自分では意識していませんでしたので、書き留めることにします。質問の内容はスギの断幹の写真を見ていて、「断幹は下枝を打ってトップカットして断幹してゆくのか?」というものでした。「あ~、そうですね。」と言いつつ、前回、前々回の断幹はトップを先に落としてから、枝を撤去して断幹をしたな~。と思い出しながら、「普通はそうしますけど状況によります。」と答え、前々回トップを落としてから断幹したことを話しました。そうした理由は、事前確認の時に伐採する木の隣に住む方とお話した際に、昨年は良くこの木の周りにミツバチが飛んでいるのを見たな~。と何気ない一言がきっかけでした。それ以前に2回木を見に来ていましたが、木に穴などは見つけることはできませんでした。しかし、ミツバチがいるということは空洞がある可能性があることがここで分かりました。ちなみに木は樹高46m、直径1mの木2本でした。そこで、先にトップを落とすことにしたわけです。方法は周囲の木を利用したトランバースとなるように設置して牽引しながら下枝の上に載せながら吊り降ろしました。ちなみに、案の定空洞でした。

その他の理由でトップを先に降ろす状況は、トップが枯れている場合や、風を考慮した場合です。「風を考慮」の理由をもう少し詳しく書くと、通常、断幹のトップカットは中坪造園では午前中に行っています。理由は午後から風が出ることが多いためです。特に川の近くなどは事前に木を確認した際には必ず風も確認します。今更ですが、木は枝で風の影響を打ち消すように動くことでバランスを取っています。極度に枝打ちした木が幹折れするのを見ればよく分かります。風だけで幹折れするリスクがあるのに加え、100㎏の人間がそこにいてトップカットする。ロワリングデバイスやタグラインの操作が未熟であれば危険はますます急上昇です。長くなりました。トップカットについてはまた別に書き留めることにします。

2018/11/26

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